パソコン見過ぎで目が痛い

はは。眠い。頭痛い。パソコン仕事は性にあわない。
今書いた寄稿文。稚拙だ。だがあとはこれをmodifyして方々に送るだけ。早く終わらせたい。

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ノーベル賞授賞式に参加して


2010年12月4日から12日、私は、ストックホルム国際青年科学セミナー(SIYSS2010)に、国際科学技術財団から日本代表として派遣され、ノーベル賞関連の講演や、授賞式、晩餐会などに出席した。
 一週間の滞在中には、非常に多くの学習の場が用意され、とても充実していた。その中でも、特に印象深かったことが2つある。一つ目は、受賞者との交流だ。化学賞受賞の根岸先生と鈴木先生は、とてもフレンドリーな性格で、SIYSS参加の若い研究者からも、とても人気があった。お二人からは、ゆっくりとアドバイスを聞ける機会もあり、参考になるお話をたくさん聞かせていただいた。二つ目の印象深かったことは、なんといっても授賞式•晩餐会への出席である。皇室も出席された授賞式と晩餐会は、とても豪華絢爛なもので、夢のような世界だった。きらびやかな会場、優雅な音楽、美しく着飾った人々…その中で、大先輩の日本人研究者お二人が背筋をすっと伸ばし、ノーベル賞メダルを堂々と受け取っている。とてもかっこよかった。自分が受賞したわけでもなんでもないのだが、同じ日本人として、非常に誇りに思ったし、研究の世界の国際性の高さを改めて実感させられた。晩餐会では、根岸先生が、次期女王となるヴィクトリア王女をエスコートして入場され、先生の人望の高さを感じた。素直に、憧れた。
 また、世界18カ国から集まった、SIYSS参加者たちの交流も、非常に楽しいものだった。彼らの多くは、高校を卒業したばかりの若い研究者たちだったが、才能にあふれ、科学研究を心から楽しんでいる様子だった。科学者としての夢や希望を彼らと語り合うのは非常に面白く、時間はあっという間にすぎていった。
 ノーベル賞週間のストックホルムには、「科学」の可能性と希望にドキドキワクワクしている世界中の研究者達が集まっていた。私は、科学を志す地元の高校生から、ノーベル賞受賞者まで、多くの人たちと、世代、国、文化、研究分野の枠組みを越えて交流し、改めて、サイエンスの面白さに魅了されてしまったように思う。
 最後に、化学賞受賞者の鈴木先生から頂いたお言葉を紹介して、本寄稿文を閉めたいと思う。「好きなことを見つけるためには、ある程度幅広い分野を勉強しないといけない。勉強しなさい。」。同じ「勉強しなさい」でも、ノーベル賞受賞者から言われると、非常に重みがある。今回の貴重な経験を糧に、これからの研究人生、精進していきたいと思う。