再度、仕事へ
一週間の休暇を取った。何をしたのかというと、スイスの山岳地帯に行き、1日4ー5時間、日本では見られない絶景を見ながらひたすら歩いていた。
ビーチでのんびり、というのが好きな人もいるとは思うが、私の場合には、こっちの方が性に合っていたみたいだ。リフレッシュした。またカテに取り組む日々に戻る準備ができた。
FFRという、ワイヤ操作を含む検査をやらせてもらうようになったので、ワイヤの扱い方を徐々に学んでいる。帰ってきてみたら、同期はジャドキンスという普通のカテではなく、マルチパーパスカテーテルという、ちょっと難しい左右両用カテーテルを使い始めていたので、私もジャドキンスをあと10回成功させたら、マルパーを使いたいと思っている。その前に、今はまず、ジャドキンスを確実に使いこなすこと。
- 作者: 野尻知里
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/07/31
- メディア: 単行本
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この本を何気に手にとって読んだ。どうせ、専門医も取らないまま途中でドロップアウトした心臓外科医まがいの女医が書いた本かと思ったら、今注目されてるTERUMOの人工心臓のチームのトップだった人の本で、すごかった。女性が成功する秘訣、みたいな事も書いてあって、共感した。特に共感したのはは、男性と同じ事をやってても認められる可能性は低い、自分の道は自分で切り開きなさいというもので、私が考えていることそのままだった。医局に入るという道もあった中で、こんな辺鄙なところでカテをガムシャラにやっているのも、医局に入ったらPCIができるようになるまで10年かかるかもしれないけど、ここなら3年でなんとかなると思ったからだ。
また連休もありますが、明日から本当の意味で復帰するので頑張ります。連休中は発表の用意と、論文化への構想作り。あとは座学だな。当直も2日あるし…
スイスの山の話をしたら、「お前根性あるんだな。カテもっとがんばれよ」と言われたので頑張ります。