MSF活動報告会

MSF(国境なき医師団)の活動報告会@こどもの城 に行ってきました〜

今回はブルキナファソにおける栄養不良児の治療活動の報告会。
急性の栄養失調に陥っている子供たちに対して、栄養食(黄な粉を水で練ったようなもの。)を提供して治療するという活動です。

率直な感想を言うと・・・もちろん素晴らしい活動ではありますが、この活動と並行して政府への訴えかけをずーっとやって、政策としてこの問題に取り組まない限り、根本的な解決は無理だと思います。

栄養失調というのは、単なるカロリー不足だけではなく、栄養素の不足によって起こります。ということは、例えば今まで一つの作物だけしか育てていない地域で、複数の作物を育てたり家畜を取り入れることを奨励するなど、何らかの形で食生活を見直さない限り、毎年毎年、栄養不良児は出てくるわけです。

政策を変えさせるには時間がかかるので、それまでの間支援をするというのはわかるような気もしますが、きりがないし全ての子供を基金のみで救うのはムリがあると思います。

というわけで、政策提言に関してももっと積極的になったらいいと思います。

まぁ・・・所詮は素人の考えですが・・・。栄養食を与えすぎてそれに頼るのが当然、という状態になるのも考え物かと思ったので。


MSFときくと、医者!というイメージが強いですが、日本からの派遣者で医療従事者なのは50%強に過ぎないって知ってました?
あとは、ロジスティシャンという現地政府や住民との調整役や、アドミニストレータという人事・経理などの担当者です。この方たちは、任期が1年以上なので、仕事をやめて行かれるそうです。
前者は語学力が重要らしいです。英語orフランス語です。アドミニストレータは企業での人事・経理経験者がほとんどらしいです。

それから、数は少ないけれど薬剤師の枠もあります。薬剤師は、現地薬剤師のトレーナとして派遣されることが多いらしい。服薬指導や、薬品管理について、現地薬剤師に指導をするというポジション。需要があるところではあるらしいですよ。