書評:ハーバードケネディスクールからのメッセージ

ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学

ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学

村松さんに誘われてケネディスクール(Harvard Kennedy schol of government)説明会に顔を出し、すっかりKSGに憧れた私。数人いらっしゃったKSG卒業生の中でも、いかにも頭がよさそうで、おもしろいことを考えてらっしゃいそうな池田さんが書かれたのがこの本で。

実は最近までそんなことは忘れていたのだが、大学生協の書籍部に行ったら留学コーナーの1番前に大量に山積みになってた!キレイな水色の表紙に魅せられて、すぐに購入した。夢中で読みました!

中身は3部構成で、1部では興味深い授業について、2部ではボストンから離れてケニア、インド、ニューオリンズなどでなされたインターンやボランティアについて、3部では卒業研究について、が書かれていた。

講義の様子を読むと、やはりアメリカの授業はかなり実践的で、日本とは全く違うと思った。基本的にみんなが参加する形式で、日本のようにずーっと聞いているだけの授業ではない。意見を出すのが当たり前であり、講義を作るのに貢献することが求められる。意見を出さないことは自分にとっても損。そんな感覚なんだろうなぁ。

そして「リーダーシップ教育」という日本ではまずない教育があるってのもおもしろいね。
AIESECの国際会議で、そしてSTeLAで、そういったリーダーシップセミナーは組み込まれていたけど、慣れないのでどうしても胡散臭く感じてた。STeLAでは「I don't wanna think about it seriously!!」とか言って泣いてたような記憶が・・・マジで恥ずかしいねw 本場でリーダーシップ論とかの講義を体験してみたいなぁ。

そして2部のボランティアやインターンについての部分もすごいおもしろかった!ケニアの孤児院やハリケーン被害からの復興ボランティア・・・どちらも肉体労働であり、自分から積極的に行動しなければ、ただ単に受動的に仕事をこなすだけになりそうだが、池田さんは吸収できるものは全部吸収しようと、NPO職員にインタビューしてみたり、地元の人と積極的に話したり、町をたくさん歩いたりしてる・・・これは本当に見習いたい。受動的になりがちだもんね、やっぱり。

3部の卒業研究では、実際にどのような提案をしたのかが具体的にかかれていなくて残念だったけど・・・もしかしたらもとのブログの方に書いてあるのかな?

やはり、政治への興味は深まる一方です。
そしていつかKSGに留学したいなぁ〜最高にエキサイティングな場所なんだろうな!!