研究と臨床

今日で、産婦人科実習@名大病院が、一応終わり。
来週からは、安城更生病院という、年間分娩数1500の病院で1週間、実習します。お産は夜が多いので、一応、泊まりのつもりです。名古屋市内からそんなに遠くもないんだけど、終電とか気にしなくてすむし…。

産婦人科、去年の段階から面白そうとは思っていましたが、実際、面白そうです。ステップアップが割と早いというか…。外科的要素、内科的要素が両方あり、しかもお産は大変だけどハッピーだし、女性医師のニーズも高いし!臨床現場の面白さだけで言ったらピカイチだと思います!

ただ、私は研究志向が強い人間なので、臨床一本ではなく、研究テーマとしてどんなものがあるのか?…を常に考えます。産婦人科は、専門性が非常に強い科なので、なんというか、慎重に考えたくなります。

腫瘍の研究は、婦人科に関わらず、今のところあまり興味がないです。周産期に関する研究も、そこまで興味がないです。不妊治療は…今の技術の範囲内で適用するのはいいと思うのですが、それ以上頑張る必要性があるのか?!と考えると、微妙な気がします。それも神の思し召し…子供を持つということが幸せの絶対条件ではないし、ある程度のところで、「昔の人が当たり前に受け入れて来たように」、あきらめるのも、仕方がないのでは…と思います。
卵子の冷凍保存技術…有意義な研究だと思いますが、ちょっと地味な気も…。
iPS細胞から卵子を作る…そしたら卵巣がないけど子宮がある人の子供も作れるし!…けれど……かなりリスキーな実験で、倫理的に許されるのか…という疑問…。日本では研究きびしいかな〜…うーん…ヨーロッパ、それこそ北欧とか行かないと厳しいのかな?アメリカ、イギリスも倫理に関しては意外と厳しそう…。

勉強不足すぎて、今の自分にはこのくらいしか産婦人科領域の研究のアイディアが浮かばないです。もっと論文を読まないといけないです。
私の友人には、将来研究やりたいと思っていて、国試の問題も解かないし、臨床の教科書もあまり読まないけれど、ひたすらいろんな分野の論文を読みまくって、「将来の専門分野」を模索している人がいます。彼を見ていると、臨床の知識がいくら乏しかろうと、すごいな〜と思ってしまいます。ガッツがある、というか…。

うーん…とりあえず明日は薬剤師バイトです〜。