血液内科

今は、学生時代にものすごく興味があった血液内科という科で研修をしています
とてもとても楽しい毎日です。
血液疾患はとにかく奥深い。

骨髄検査という、腸骨に針を刺して中身を採取する手技をやった患者様。
心配で心配で眠れなかったのだという。
終わったあとに涙される。
大変なんだな、ということがわかる

たまたまですが、奥様を大好きで大好きでしかたない、という老夫婦の患者様が複数いらっしゃり、ほっとする。

血液疾患は、医師でさえ概念がわかりにくい病気がたくさんある。
骨髄増殖性疾患の中には、比較的ゆっくり進行するにも関わらず、「白血病」という名前がついているものもあって、説明しても、なかなか理解を得るのが難しかったりする。
私たちでも論文で調べて、ようやくしっかり理解する、といった具合である。

涙を浮かべられると弱い、とても弱い

血液内科の先生たちは優しい方が多い。
命をかけているということが分かる。

先に研修していたら、やっぱり血液を選んだかもしれないな、と思うくらい、そのくらいこの科は面白い。
好きですね。とても。