大學1年で考えていたこと。

アイセック入って国際協力のチームに入ったときに書いた文章「国際協力とは」が発見されました。


なっつかしーーー!
そして・・・ヤバイ・・・今より全然頭いいじゃん!

東大を「超エリート」とか言ってるところは間違ってる。今だったら絶対書かないでしょうね。

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国際協力とは、世界の問題解決のために活動することである。
この地球を風船にたとえてみる。風船のどこか一箇所にでも小さな穴が開いてしまえば、風船は必ずしぼんでしまう。今や地球も同じことが言えるのではないか。どこか一箇所に大きな問題がおき、それを放置すれば、やがて地球全体にその影響がひろがっていき、地球は滅びの道を歩みはじめる。そう考えると国際協力とは実は地球を守ることであり、それはとりもなおさず私自身の生活を守ることになるのである。私たちはみな、宇宙船地球号の乗客、運命共同体なのだ。
国際協力が必要とされるのは、いわゆる南北問題が解決しないからである。解決しないどころか事態はさらに悪化している。冷戦構造化では2大国がそれぞれの世界戦略の意味もあって、最貧国を支援するということがあったが、現在はアメリカが突出する形で世界勢力の均衡がくずれ、安定感を欠く中で、最貧国が見過ごされたり、見離されたりしている。国際社会から見捨てられた国は、テロのような自己表現を起こすことになり、その国の国民は危険にさらされる。南北問題を解決しないかぎり、悪循環がつづく。
日本にいて感じるのは、私自身も含め、とくに東大のような超エリート大学の学生などは、日本より進んでいる国、つまり欧米諸国をあこがれてやまないが、発展途上国に興味がない。自分には直接関係ないことだと思っている。しかし、キャリアアップしていく上で、自由が確保できる学生のうちに途上国の現状について真剣に考え、国際協力に積極的に取り組むことが絶対必要だと思う。上だけをみて、下をみないのは簡単である。しかし、日本は世界有数の先進国として、世界全体を見る義務がある。なぜなら、私たちにはその余裕があるから。自分の生活が精一杯という人がたくさんいるのを忘れてはいけない。先進国の人間が発展途上国のことを考えることが南北問題解決の第一歩である。