鹿児島と熊本に行ったぞ!(水俣病関係)

いや〜初九州どす!


鹿児島の出水市で行われた、水俣病患者認定大検診会みたいなところに参加してきましたよ!

1泊2日と、とても短い時間ではありましたが、すごくすごくよい経験をさせていただきました。こういう機会を与えてくださった皆様に感謝します!!


主には、今まで何らかの理由で認定申請をされなかった方のための大検診会。問診をして、診察を二回して、診断書を発行。その後の申請の手続きまでお手伝いするというものです。

私は、問診を担当させてもらいました。大事なのは、汚染された魚を、いつ、どれくらいの期間・頻度で食べていたかを正確に聞き取ることです。それから、本人や家族が漁業を営んでなかったか、家族に水俣病認定を受けている人がいるかどうか、どんな症状があるのか・・・こういったことを丁寧に聞いていきます。根気のいる作業でしたがやりがいがありました。


そして、時間を見つけて診察も積極的に見学しました。診察は、水俣病に典型的に見られる、四肢末梢や全身性の表在感覚障害を見つけようとするもので、触角や痛覚を念入りに調べておられました。末梢の触覚や痛覚が落ちてる方が意外にも多くて驚いた。糖尿病でも出る症状なので、それを鑑別する必要性はあるわけですけどね。



そして、印象的だった患者さんが、胎児性水俣病疑いの方。先天性に右半身の力が弱く、右手なんかは少し奇形も見られます。お母様と一緒に見えました。出世時に申請していれば通った可能性も高いですが、世間の偏見の目が激しく、差別を受けることを恐れて申請されなかったそうです。そのことを「申し訳なかった」と涙ぐみながら話しており、身体だけの問題でなく、様々な社会的問題をはらんだ問題なのだということがわかりました。


漠然としかなかったイメージが少しクリアになりました。ベトナムにせよ水俣にせよ、最近こういった学びの機会が多くてすごく充実しています。協力者の皆様に感謝感謝。


それに、今回は初九州でした(実を言うと九州どころか、広島までしかいったことなかったんです。四国はまだ行ったことありません。)。九州新幹線「つばめ」はシートが木で出来ていてかっこよかった!ボックス席の特急列車にものったけど、レトロでよかったなぁ〜!!あとは、超イケメンの鹿児島大医学生に会ったりとか。

なんか驚きでしたね、全てが。本当に楽しかった!

まだまだ遊び続けます!