天国と地獄

今日は医者冥利に尽きる1日だった

2週間挿管されていた人の抜管をした
もう助からないかもしれないとうっすら考えては、周りからしっかりしろ、お前が諦めてどうする、と励まされながらようやくここまでたどり着いた人だった
先生、大丈夫です、この人はきっと助かりますよって、最悪の状況の時にベテランの看護師さんに言われたのもすごく印象的だった

主治医です、 あなたが諦めなかったのでこちらも諦めないでやっていたらここまできました、まだまだ大変ですけどひとまずおめでとう
と言って手を差し出して握手をしたら、泣いてました

循環器内科医になって本当によかったと思いました
一生忘れることはないでしょう

そのあと、地獄が来ましたが、上司が何とか救命しました 。私にはまだ救命出来るだけの能力が無いですが、三年以内にはそうなっていたいです。